1.調査・研究に関する助言(報告・論文のまとめ,データ分析,計画立案,など)
例:論文・報告・学会要旨などの添削(特に論理構成の妥当さ)
データをどのような図表としてまとめるか
目的に応じた調査・研究方法のアドバイス
2.ごみ処理システム等の評価(マテリアルフロー分析,パフォーマンス評価,LCA分析,など)
例:廃棄物処理施設の物質収支・エネルギー収支
廃棄物処理システムのライフサイクルアセスメント
市町村におけるごみ処理データの解析・まとめ
廃棄物に関する統計資料データの解析・まとめ
3.ごみ処理・リサイクルに関する講演,講義,および勉強会のアドバイス,など
テーマ例:環境にやさしいごみ処理・リサイクルとは
ごみの分別はなぜ必要か・ごみはどこまで減量化できるか
環境基準の考え方とリスクコミュニケーション
トピックス:
ごみ有料化,減量化施策,プラスチックの資源化,海洋プラスチック
堆肥化とメタン発酵,資源選別施設の回収率,埋立地の安定化・廃止,一般廃棄物と産業廃棄物 など
講義(廃棄物処理の基礎):
ごみ処理の歴史/埋立と焼却/ごみ処理施策の変遷/現在の問題点
/有機性廃棄物の資源化・ごみの燃料化/住民とのコミュニケーション など
ホームページ更新記録
2023年10月18日 学会論文賞などに学会大賞,Life for Waste受賞を追加
2023年4月11日 出版物(書籍)に工業環境技術を追加(環境工学基礎の改訂版),学会論文賞追加
2023年1月31日 総説・論説(専門的)に全都清発表の詳細報告(『都市清掃』)を掲載
2023年1月28日 口頭発表のページ作成,全都清発表パワーポイント掲載
2023年1月22日 論説・論説の追加
2023年1月15日 ホームページ登録・公開
1983年より北海道大学で廃棄物の研究を始める。最初の研究が収集車の追跡調査であり,作業時間などを測定した。収集量の時間的・場所的変動を分析するとそれがごみの発生特性であると気づき,ごみの発生源と中身(組成)を合わせた「ごみの流れ」(いまでいうマテリアルフロー)が,以降の研究のベースになった。ごみは集められたあと,資源選別,焼却などの処理を経て,最終的に埋立てられる。自治体内におけるごみ流れをたどり,全体の物質収支,エネルギー評価,コストを評価するプログラムを作成し,「北大モデル」として用いられた。この過程で,ごみ処理におけるさまざまな処理技術のデータを収集して分析。同じ技術であっても施設によって違いがあることから,数多くの施設に対してアンケート調査を行い,統計的手法を用いてシステムを評価するという方法を,さまざまな技術について行った。廃棄物は技術的なことだけでなく,コスト,住民意識,リスク評価など社会・経済的側面が関係するので,ハードとソフト両方の研究を行ってきた。
研究のキーワード
ごみの発生から埋立までの「総合的廃棄物処理」,システム全体の評価と最適化,科学的に合理的な廃棄物処理
経歴
1956年 北海道生まれ
1978年 北海道大学工学部衛生工学科卒業
1983年 北海道大学大学院工学研究科博士課程修了(工学博士)
1983年 北海道大学工学部助手(清掃工学講座)
1992年 同 助教授
2006年 同 教授(廃棄物処分工学研究室)
2021年 退職(名誉教授)
大学内活動(主なもの)
北海道大学環境保全センター長(2011~17) 工学研究院安全衛生管理室長(2014~16) 北海道大学技術支援本部副本部長(2016~19)
学会活動(廃棄物資源循環学会)
学術研究委員会委員長(2008~12) 副会長(2010~14) 会長(2014~16)
研究部会長 リサイクルシステム部会(2005~09),埋立処分研究部会(2007~17),産廃研究部会(2014~19)
学会論文賞など
2001年 廃棄物学会論文賞 「家庭系ごみ流れの推定に関する研究」
2003年 土木学会論文賞 「一般廃棄物処理計画におけるコストと環境負荷の総合評価(総合題目)」
2020年 土木学会論文賞 「一般廃棄物ガス化溶融および灰溶融施設で生成される溶融メタルの金属資源性評価」
2023年 廃棄物資源循環学会大賞
2023年 Life for Waste (IWWG: International Waste Working Group)